シゲタサヤカさんの「カッパも やっぱり キュウリでしょ?」を読みました。
内容・あらすじ
きゅうりが大好きなかっぱくんは今日も自動販売機にきゅうりを買いに行きます。
ところがその道すがら長細い緑色のものに出会います。
……きゅうりだ。
しかも元気がない。
きゅうりくんは家に彼を連れて帰り看病します。
元気になったら食べてやろうと言う企みを秘めて……
幼児受け★★★★
ラストのオチでキュウリくんと一緒に「ぎゃー」と大爆笑!
小学校低学年受け★★★★
ストーリーはもちろん、きゅうりの自動販売機とか、デティールも気に入った模様です。
母の感想
安定の、読めない展開
物語の最初の方に現れる緑色の細長いカレ。
楕円形で、なんだかきゅうりにしては短いような? 太すぎるような?
ぎりぎりはじかれるかはじかれないかのB級品きゅうり?
このあたりで素人は、ズッキーニかゴーヤあたりを想像します。
そして、カレはひいていた風邪がよくなるにつれて、緑色から茶色になります。
いやいやこれきゅうりじゃないよね。
じゃあなんなの?
夢中で最後まで読みます。
そして、カレの正体が判明してからのタイトルへのつなぎもまた見事でした。
シゲタサヤカさんの絵本はストーリーのアイディアが奇抜すぎていつもオチが読めません。
今回もきゅうりくんが拾った彼が一体何なのか最後の最後までわかりませんでした。
脱力感のあるセリフの数々
きゅうりくんの脱力感のあるセリフの数々が、こどもウケばつぐんでした。
おすすめ度★★★★★
毎回安定の意外な展開の絵本。
セリフも味があって、家族で楽しみました。
シゲタサヤカさんの絵本9冊まとめ。
シゲタサヤカさんの本の意外性に魅せられ、全部読破しようと思います。
たべものをモチーフにされた作品が多いですね。
2020年6月現在全9冊出版されているようです。
以下、全9冊を出版順に並べています。
タイトルから全くストーリーの想像がつかず、絵本をめくるのが楽しみです。