どんぐり君とおにぎり君の読書日記

こども(男子×2)と母による、本のブックレビューです。読んだ絵本・児童書・学習漫画などの簡単な内容、あらすじ、感想、私的おすすめ・まとめをご紹介。

ゆきのゆみこさん・上野与志さんの「わんぱくだんのガリバーランド」を読みました。~異世界への旅、「夢じゃなかったんだ」。シリーズは全23冊。

 

ゆきのゆみこさん・上野与志さんの「わんぱくだんのガリバーランド」を読みました。

わんぱくだんのガリバーランド

わんぱくだんのガリバーランド

 

内容・あらすじ

主人公は「けん」「ひろし」「くみ」の仲良し3人組。
3人組の名は、わんぱくだん。
ある日「ガリバーのぼうけん」という絵本を読んでいたわんぱくだんは、
絵本の中に吸い込まれてしまいます。
気がつくとそこはガリバーランド。
3人は国を洪水から救うため、大活躍します。

幼児受け★★★★★

わんぱくだんシリーズが大好きで、これまでたくさん読んできました。
中でもガリバーランドがお気に入り。

小学校低学年受け★★★★

一緒にわんぱくだんシリーズを読んできました。
異世界にいく展開、そして現実世界に戻ってきたときに、異世界からのお土産にきづくところが好きです。

感想

異世界への旅、そして「夢じゃなかったんだ」

わんぱくだんのシリーズが好きで、これまでにも度々読んでいます。
いろいろなお話がありますが、異世界へ行き、そして異世界で冒険をして帰ってくるのがお決まりのパターンです。
絵本という短いページ数で、この児童文学の基本的なパターンが再現されています。
「けん」「ひろし」「くみ」とともに、いろいろ世界に行くことができるが醍醐味のシリーズです。

安心感のある絵本

「けん」「ひろし」「くみ」の3人はまっすぐで健全で、
いつも異世界の新しいお友達を、自然に助けてあげます。
キャラクターや世界観は、特に際立って異色なものではなく、意外性よりも安心感を感じさせる絵本です。
展開がパターン化されているところにも安心感があります。

おすすめ度★★★★

わんぱくだんシリーズ全23冊まとめ

わんぱくだんシリーズは2020年現在23冊出版されているようです。

  1. わんぱくだんのかくれんぼ (しかけ絵本)(1990年)
  2. わんぱくだんの たからじま(1992年)
  3. わんぱくだんの はしれ!いちばんぼし(1993年)
  4. わんぱくだんのロボットランド(1995年)

  5. わんぱくだんのかいていたんけん(1995年)
  6. わんぱくだんのゆきまつり(1997年)

  7. わんぱくだんのおばけやしき(1997年)

  8. わんぱくだんのはらっぱジャングル(2001年)
  9. わんぱくだんのにんじゃごっこ(2003年)
  10. わんぱくだんのきょうりゅうたんけん(2005年)
  11. わんぱくだんのクリスマス(2005年)
  12. わんぱくだんのガリバーランド(2007年)
  13. わんぱくだんのなつまつり(2008年)
  14. わんぱくだんのスナバさばく(2009年)
  15. わんぱくだんのペンギンランド(2010年)
  16. わんぱくだんのどんぐりまつり (わんぱくだんシリーズ)(2011年)
  17. わんぱくだんのどろんこおうこく(2012年)
  18. わんぱくだんのまほうのじゅうたん(2013年)
  19. わんぱくだんのひみつきち(2014年)
  20. わんぱくだんのてるてるぼうず(2016年)
  21. わんぱくだんのおかしなおかしや(2017年)
  22. わんぱくだんのおにわのようせいたち (わんぱくだんシリーズ)(2018年)
  23. わんぱくだんのてんぐのすむやま(2019年) 

特に印象に残った3冊は、ペンギンランド、おばけやしき、すなばさばく。

見開きのペンギンランドの挿絵が圧巻でした。

わんぱくだんのペンギンランド

わんぱくだんのペンギンランド

 

 わんぱくだんらしからぬ、ちょっとこわい作品。

わんぱくだんのおばけやしき

わんぱくだんのおばけやしき

 

公園の砂場というごくごく身近な場所から異世界へ行く点が、逆に以外でした。

わんぱくだんのスナバさばく

わんぱくだんのスナバさばく

 

数冊、未読がありましたので、引き続き読んでみたいです。
すでに20年以上に渡って長く続いている、わんぱくだんシリーズ。
新刊も、楽しみにしています。