なかえよしをさん作・上野紀子さん絵の「ねずみくんのチョッキ」を読みました。
内容・あらすじ
お母さんが編んでくれた赤い素敵なチョッキを着てるネズミくんのおはなし。
素敵なチョッキを見た、みんなはいいます。
「ねぇねぇちょっと着せてよ」
ねずみくんの小さなチョッキは、どんどん大きなお友達に貸すに連れてのびていき……
幼児受け★★★★★
チョッキがどんどん伸びていってしまうところを笑いながら楽しみました。
小学校低学年受け★★★
チョッキがどんどん伸びていってしまうのは心配な様子。母はどちらかというとこちらに共感。
母の感想
どんどんのびていっちゃうお気に入りのチョッキ
小さなネズミくんのチョッキがどんどん伸びていって、最後にブランコになってしまうというユーモラスなオチのお話。
下の子はこれを純粋に楽しんだようですが、私はどちらかというと、チョッキが伸びていってしまうのを見守る、ハラハラ感の方が印象に残りました。
お友達に自分の持ち物を褒めてもらうのはとても嬉しいことです。
お友達に「貸して」と言われたら、是非貸したいと思います。
そのチョッキの素敵さをお友達にも味わって欲しい。
そのチョッキの素敵さをお友達にも味わって欲しい。
でもそれがどんどん又貸しされて、チョッキはネズミくんがもう着れないくらい伸びていってしまいます。
お友達に自分のお気に入りのものを貸して一緒にものを味わいたいという気持ちと、
でも台無しにされてしまうかもしれないというおそれとが葛藤する複雑な気持ち。
でも台無しにされてしまうかもしれないというおそれとが葛藤する複雑な気持ち。
物語が進むにつれ、チョッキも伸びていき、不安な気持ちの方も大きくなっていきます。
そして、最後にぞうさんが伸びたチョッキをブランコにしてくれることで、ブランコしていた気持ちも全てが吹き飛びました。
短く文字の少ない絵本ながら、大きく気持ちが動かされる一冊だと感じました。
絵本に使われている色は額縁の緑とチョッキの赤だけ
この絵本の配色はちょっと独特で、絵本に使われている色は額縁の緑とチョッキの赤だけ。
あとはモノトーンで書かれています。
チョッキに目がいくように、自然に描かれているのですね。
なかえよしをさん・上野紀子さんはご夫婦
初めて知りました。
こちらわりと出たばかり。
ちょっと読んでみたい。
こちらわりと出たばかり。
ちょっと読んでみたい。
おすすめ度★★★★★
3歳前後のお子さんにおすすめです。
ねずみくんシリーズは全29冊!
ねずみくんシリーズは29冊もあるとのこと。
これまで何冊か保育園や図書館で借りたことがあり、見たことがあるタイトルもあれば、初めて見るものも。徐々に読破したいです。
これまで何冊か保育園や図書館で借りたことがあり、見たことがあるタイトルもあれば、初めて見るものも。徐々に読破したいです。
ねずみくんねずみくん
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だからねずみくんのチョッキ
どうしちゃったの? ねずみくん (ねずみくんの絵本) (ねずみくんの絵本 27)
大き目本とちいさな本がある
ねずみくんの絵本は
- 通常の大き目サイズハードカバーシリーズ
- 小さな絵本シリーズ
(おそらく、最初は大き目のハードカバーシリーズが出版され、ベストセレクションが小さな絵本としても出版されている)
ねずみくんは大き目の本でも小さいので笑、小さめシリーズだとちょっと小さすぎるという意見もちらほら。
一方で、小さめシリーズはお出かけに持って行くのにちょうど良いサイズとのこと。
小さめシリーズはセットの販売もされていて、こちらはプレゼントにいいなと思いました。
次は、ねずみくんとホットケーキ、なぞなぞねずみくんを、読んでみたいと思っています。