やなせたかしさんの「やさしいライオン」を読みました。
内容・あらすじ
みなしごライオンのブルブルを育ててくれたのはやさしい犬のムクムク。
ブルブルはムクムクにかわいがられどんどん大きく、やがてムクムクより大きくなります。
大きくなったブルブルは、サーカスの人気者になります。
おかあさんのムクムクとは離れて……
ある日、ブルブルはムクムクを探しに、飛び出していきます。
幼児受け★★★★
ブルブルとムクムクの心温まる様子が印象に残った様子。ラストは、どう理解したのかしら。
小学校低学年受け★★★★
ラストに涙。
感想
やなせたかしさんのあたたかい絵で語られれるどこまでもまっすぐな親子愛のお話
ただひたすらに、お母さんであるムクムクとライオンブルブルの愛が描かれたお話。
絵の温かさと、後半ブルブルがムクムクを一心に求める姿。
どこまでもまっすぐです。
ライオンの子がおかあさんよりずっと大きくなっても、お母さんを大好きな気持ちに心打たれ、年老いたムクムクに胸が切なくなります。
ごんぎつねを思い出しました。
おすすめ度★★★★★
やなせたかしさんの名作。
死を感じさせるラストが胸に迫ります。
この様な絵本が、おおきくなっても心に残る絵本になるのかもしれません。